BLOG -SDGs and Sustainability
アウトドアブランドのサステナブルなものづくりとは?
Wednesday, 24 July 2024
そこで今回はアウトドアブランドがサステナブルなものづくりに取り組む理由や、サスナブルなアウトドア用品をご紹介します!
アウトドアブランドがサステナブルなものづくりを行う理由
そもそもサステナブルとは、「持続可能な」という意味を持つ言葉です。昨今では、環境問題やSDGsへの関心の高まりもあり、「持続可能な社会」=「サステナブルな社会」を目指す取り組みが行われています。
サステナブルな社会を実現するために求められているのは、環境や人に配慮したものづくりです。産業革命以降、大量生産・大量消費が当たり前のように行われてきました。それによって技術革新と経済発展が活性化しましたが、一方で自然環境が破壊されているのです。
アウトドアブランドは山や川など自然と深く関わる分野だからこそ、環境破壊をより身近に感じられます。山や川など自然の中で使うアイテムを製造しているからこそ、より環境負荷をかけてはならないと感じるのでしょう。
環境破壊によって自然が失われてしまったら、キャンプや山登り、川遊びなどのアウトドアが楽しめなくなってしまいます。そうなるとアウトドアブランドへの影響が大きいといえます。
自然を守るためには、環境に配慮したサステナブルなものづくりが必要です。こうした背景から、サステナブルなものづくりに取り組むアウトドアブランドが増えています。
アウトドアブランドが作り出すサステナブルなアイテムをチェック!
アウトドアブランドが作り出すサステナブルなアイテムには、キャンプグッズを再利用したものや植物由来の原料で作られたものなど、実にさまざまです。ここからはサステナブルなアウトドア用品をチェックしていきましょう!
廃棄テントをアップサイクルしたバッグ
廃棄されるテント生地をアップサイクルしたバッグがあります。ブランドの看板商品であるテントの廃棄生地を利用しているため、機能性と耐久性を兼ね備えているのが特徴。
大容量のトートバッグから買い物に使いやすいショッピングバッグ、ショルダータイプのサコッシュなど3種類が展開されています。資源を有効活用し、廃棄処分される際の環境負荷を軽減する、画期的なサステナブルバッグです。
バイオマスプラスチックのカトラリーセット
キャンプやバーベキューなどのアウトドアに大活躍するカトラリーセットです。プレートやフォーク、スプーンだけでなくボウルやカッティングボードなど全部で8種類のアイテムが入っています。
植物由来のバイオマスプラスチックで作られているのが特徴。石油や二酸化炭素の排出量を削減するほか、化学物質のBPAを含んでいないため、人体にも優しい素材になっています。
ハーネスでアイテムをひとつにまとめて専用袋に収納できるため、持ち運びが楽なところも魅力です。
天然の油分が80%含まれている着火剤
天然の松の木を使用し、天然の油分が80%含まれている着火剤です。ナイフなどで薄く削り、ファイヤースターターで火花を飛ばして着火させます。天然の油分であるため防水性が高く、濡れている状態でも火を付けられるのがポイントです。
一見、薪のようですが黒い紐が付いているため、他の木材と判別しやすいのも良いところです。
再生ペットボトルをストラップに活用したスポーツサンダル
ストラップ部分の原料に再生ペットボトルを活用したスポーツサンダルです。廃棄ペットボトルを活用することで、これまで約4,000万本分のペットボトル廃棄を防いだといわれています。
シンプルでありながら、柄を取り入れたおしゃれなデザインが特徴。軽量で履き心地も抜群なため、キャンプなどのアウトドアやフェスなどの野外イベントに加え、普段使いにもおすすめです。
原料に植物由来の脂肪酸を使った調理器具用液体ソープ
植物由来の脂肪酸を使った調理器具用の液体ソープです。植物由来の原料で生物分解できるため、アウトドアでも安心して使えます。
また、洗浄成分には合成界面活性剤を使っていないのもポイント。それでいて少ない量でも泡立ちが良く、汚れもしっかり落とせます。環境にも肌にも優しい調理器具用の液体ソープです。
ハンモック時などに樹木を保護するツリープロテクター
ハンモックやテントの設営時などに、ロープで樹木を傷つけるのを防ぐ目的で使う、ツリープロテクターです。
樹木に直接ロープを巻きつけると、負荷がかかった場合に樹木を傷める可能性があります。そこでツリープロテクターを樹木に巻き付けてからロープワークをすることで、樹木を保護できるのです。
また、樹木だけでなく逆にロープの傷み防止になるのもポイントです。
サステナブルなものづくりに取り組むサステナブルブランドを選ぼう!
アウトドアブランドは山や川など自然に深く関わる分野だからこそ、環境破壊をより身近に感じ、サステナブルなものづくりや活動に励んでいます。
消費者の立場としてできることは、環境に配慮して作られたサステナブルなアイテムを選ぶことです。今回ご紹介したサステナブルなアイテムを参考に、ぜひアウトドアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: アウトドアでも地球に優しく!エシカルなグッズやウェアを選ぼう