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サステナブルな商品とは?3つの配慮と特徴を見てみよう
Wednesday, 06 December 2023
今回はサステナブルな商品が必要とされる理由や、サステナブルな商品の特徴を解説します!
サステナブルな商品とは?
サステナブルな商品とは、環境・社会・経済それぞれの面に配慮した商品のことです。
サステナブルな商品というと、環境への配慮だけが語られるケースもありますが、社会や経済の面においても配慮が必要とされています。その理由には、ものづくりの裏にある環境破壊や深刻な労働問題・人権問題があります。
現代の大量生産・大量消費の仕組みは、生産過程において環境・社会・経済へのダメージが大きいのです。このままの状況を続けていけば、環境破壊は進んでいき、人や生物が安心して暮らせる状態ではなくなる可能性があります。
生産者がサステナブルな商品づくりに切り替え、消費者がそれを求めていくことで、地球環境を守り、持続可能な社会を築くことにつながっていくと考えられているのです。
サステナブルな商品の特徴
サステナブルな商品は環境・社会・経済に配慮しているのが特徴です。それぞれの点でどのように配慮しているのか、チェックしていきましょう。
環境面
まずは環境面に配慮しているサステナブルな商品の特徴です。環境負荷をできるだけかけずに生産することが重視されていて、主に以下のような特徴があります。
・天然素材、自然由来のものでできている
・化学繊維、化学物質、農薬や肥料を使わない
・くり返し使えるなど、リユース、リサイクル可能でごみにならない
・生分解できる
・廃棄物やリサイクル素材でつくられている
・食品ロスの削減になる
環境に配慮した商品は、素材や原材料にこだわって作られているものが多いのが特徴です。生分解できない化学繊維などは避け、天然由来の素材や原料を使っています。
また、ごみを増やさないよう、くり返し使えたりリサイクルできる素材も多いです。さらに、農薬や肥料を使わないことで、環境へのダメージを軽減しています。食品関連では食品ロスの削減に向けて廃棄予定の食材を生かした商品なども開発されています。
社会面
続いて、社会面に配慮しているサステナブルな商品の特徴を見ていきましょう。
・人権問題に配慮している
・公正な労働環境で作られている
・労働者や消費者の健康に配慮している
・動物実験などの動物搾取が行われていない
・貧困や飢餓など社会問題の解決につながる
・農薬や化学薬品を使用していない
社会に配慮した商品は、人権や労働環境に配慮して作られている特徴があります。途上国では、安い賃金で過酷な労働を強いられている立場の弱い人々がいることが問題視されています。
こうした問題にも配慮しているのが、サステナブルな商品の特徴です。また、動物実験を行っていないことや、動物由来の素材を使わない点もポイントです。人権だけでなく動物愛護の観点も含まれています。
経済面
最後に、経済面に配慮しているサステナブルな商品の特徴をチェックしていきましょう。
・経済支援につながる寄付の仕組みがある
・フェアトレード認証がされている
・地元で生産された商品である
経済に配慮した商品は、経済成長につながる仕組みが取り入れられています。例えば売上の一部を環境保全団体に寄付する仕組みを持つ商品などがあります。
またフェアトレード認証を受けている商品は、公正な取引に基づいて販売されているものです。認証を受けた商品を消費者が購入することで、途上国の生産者をサポートすることにつながります。
さらに、地元で生産された商品は環境負荷が低い特徴があるほか、地域経済の発展につながります。消費者が地元で生産されたものを購入することで生産者と消費者によるコミュニケーションが深まり、地域の活性化につながるといったメリットもあります。
(※参考:フェアトレードとは?)
サステナブルな商品を選んで、持続可能な社会づくりに貢献しよう!
サステナブルな商品の特徴は、環境・社会・経済の3つに配慮して作られていることです。サステナブルな商品を選ぶことは、環境負荷を減らして社会問題の改善に導き、経済の成長に貢献できるアクションといえます。
これから商品を選ぶ際には、今回紹介したサステナブルな商品の特徴を参考に、どの面に配慮して作られたものかをチェックしてみることをおすすめします。環境破壊を食い止めて持続可能な社会づくりを目指すためにも、サステナブルな商品を選んでいきましょう。
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