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バレンタインにもおすすめのアップサイクルチョコレートとは?

Friday, 10 May 2024

毎年バレンタインの季節が近づくと、さまざまなバレンタインチョコが発売されますが、今年注目したいのはアップサイクルチョコレートです。アップサイクルチョコレートは、本来捨てられるはずの食材などを活用するため、世界的に深刻化している食品ロスの削減が期待できます。

今回は、バレンタインにもおすすめのアップサイクルチョコレートの特徴や種類をご紹介します!

アップサイクルチョコレートの特徴

2-バレンタインにもおすすめのアップサイクルチョコレートとは?
そもそもアップサイクルとは、本来捨てられるはずのものに手を加え、新たな価値をつけて生まれ変わらせることをいいます。

アップサイクルチョコレートにおいても、廃棄される食材を利用しているのがポイントです。まずは、アップサイクルチョコレートの特徴をチェックしていきましょう。

廃棄予定や在庫余剰の食材を活用している

  

アップサイクルチョコレートは、市場に流通できない廃棄予定の食材や、在庫余剰の食材などを活用して作られているのが特徴です。

例えば、形やサイズが規格外のフルーツや、検品ではじかれたナッツなどを使用しています。また、加工時に使い切れずに未利用材料として残ってしまった食材なども活用し、アップサイクルチョコレートへと価値を高めて製品化しています。

エシカルチョコレートを使用している

  

アップサイクルチョコレートでは、在庫余剰のチョコレートが使用されているほか、エシカルチョコレートを使用しているものもあります。

エシカルチョコレートとは、生産過程において環境や社会、人に配慮して作られたチョコレートのことです。例えば、化学物質を使用せず持続可能な方法で栽培を行い、生産者の労働環境にも配慮したオーガニック農園で作られたチョコレートなどが挙げられます。

また、途上国の生産者と公平に取引しているかどうかも重要です。このようにアップサイクルチョコレートは、使用するチョコレートもできるだけ環境や社会、人に優しいものを選んでいます。

環境負荷をかけないよう包装にもこだわっている

 

アップサイクルチョコレートは、チョコレート選びと同様に、包装にもこだわっているのが特徴です。過剰包装にならないよう、極力シンプルなデザインにするなど工夫されています。また、環境に優しい素材を使っているのもポイントです。こうしたアイデアによって、包装による環境への負担を軽減しています。

アップサイクルチョコレートは食品ロス削減に貢献!

3-バレンタインにもおすすめのアップサイクルチョコレートとは?
農林水産省のデータ(令和2年)によると、日本国内では年間約522万トンの食品ロスが発生しているといわれています。また、全日本菓子協会の調査(令和元年)によれば、年間約5,500億円規模のチョコレート市場においても、多くの食品ロスが存在すると予測されています。

規格外として捨てられてしまう食材や、未使用のまま出番がなく、やがて廃棄される余剰在庫のチョコレートを生かすアップサイクルチョコレート作りは、食品ロス削減に貢献できる取り組みです。

アップサイクルチョコレートにはどんな種類がある?

4-バレンタインにもおすすめのアップサイクルチョコレートとは?
アップサイクルチョコレートとひと口にいっても、使用している食材や食感、形状など、さまざまな種類があります。ここからは、バレンタインにもおすすめのアップサイクルチョコレートをご紹介します!

フリーズドライした規格外のイチゴを使用したチョコレートキューブ

規格外のイチゴをフリーズドライし、チョコレートでコーティングしたキューブ型のアップサイクルチョコレートです。形や大きさが不ぞろいで、市場に流通できないイチゴは、とある農家だけでも年間数トン発生しているといいます。

そんな廃棄イチゴも、未利用で上質なチョコレートと組み合わせることで、イチゴのうま味が凝縮された価値あるチョコレートに生まれ変わっています。行き場を失ったイチゴとチョコレートを救う、可能性を秘めた一品です。

梅酒の梅と検品ではじかれたピスタチオを入れたホワイトチョコパレット

 

梅酒を作る際に漬けられた梅のドライフルーツと、規格外のピスタチオをトッピングしたホワイトチョコレートのパレットです。

梅酒で使われ役目を終えた梅を再利用し、ドライフルーツにしているのがポイント。検品ではじかれたピスタチオも使用し、香りと食感が楽しいアップサイクルチョコレートに仕上がっています。華やかな見た目でバレンタインギフトにもおすすめです。

規格外の国産米を含むライスパフと柿の皮チップスの入ったチョコクランチバー

 

規格外の国産米を含むライスパフを使用した、アップサイクルのチョコクランチバーです。カットフルーツの加工過程で捨てられてしまう柿の皮を揚げたチップスや、検品ではじかれたピスタチオ、フリーズドライのイチゴをトッピングにあしらっています。

規格外の食材をふんだんに生かし、ざくざくっとした食感と色鮮やかさが魅力的なアップサイクルチョコレートです。

ワインの製造過程で出るブドウの搾りかすを練り込んだ生チョコトリュフ

 

赤ワインの製造過程で出るブドウの搾りかすである、果皮や種をパウダー状にし、クリームと合わせて濃厚なチョコレートで包み込んだ、アップサイクルの生チョコトリュフです。

クリームには赤ワインとラム酒を加え、コクと香りが高く、上品で大人な味わいに仕上がっています。口どけがなめらかなチョコレートを好む人や、赤ワインが好きな人にもおすすめです。

バレンタインデーにはアップサイクルチョコレートを!食品ロスを削減しよう

5-バレンタインにもおすすめのアップサイクルチョコレートとは?
アップサイクルチョコレートは、規格外や余剰在庫で捨てられてしまうはずの食材や、エシカルチョコレートを使用しているなどの特徴があります。また、できるだけ環境負荷をかけないように、包装に配慮している点もポイントです。

ぜひ、今年のバレンタインデーには、廃棄食材を救うおいしいアップサイクルチョコレートを選んで、食品ロスの削減に貢献していきましょう!
あわせて読みたい: 食品ロス削減に貢献するアップサイクル食品とは?事例もチェック

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