BLOG -

Urban Farmingが食農教育につながる理由とは?

Thursday, 07 November 2024

昨今、広がりを見せている都市農業のUrban Farming。食料自給率の向上や環境保全に貢献できるだけでなく、食農教育にもつながるとして注目されています。

食育に農業体験をプラスした食農教育は日本でも重要性が増している教育です。今回は食農教育の必要性やUrban Farmingが食農教育につながる理由を解説します!

食農教育とは? 

食農教育とは「食」とそれを支える「農業」について体験し、学ぶことです。「食」に関する知識や食を選択する力を得るだけでなく、食べ物はどのように生産され、私たちの食卓に届けられるのかを学ぶことも含まれます。

具体的には野菜や果物の栽培や収穫、調理、そして食べることまでの一連の過程を通じて、子どもや大人が食と農について深く理解することを目指す教育です。

(参考:https://life.ja-group.jp/education/description/)

食農教育の重要性  

食農教育は私たちの健康や環境、社会に深く関わっており、持続可能な暮らしを目指す上で重要な役割を果たしています。ここでは、食農教育の役割を見ていきましょう。

<食べ物の大切さを理解する役割>

食農教育では、食べ物がどこから来るのか、またどのように作られているのかを知ることができます。それによって食べ物の大切さや、その価値を理解できるようになります。大量生産・大量消費で食べ物にあふれ、食品ロスが多い時代に必要な観点です。

<健康的な食生活を促進する役割>

食農教育には、健康的な食生活を促進する役割があります。栄養バランスのとれた食事の重要性や、健康的な食習慣を学べるからです。

また、野菜や果物を栽培することでその作物が持つ栄養価への興味や関心が高まります。健康的な食生活は、肥満や生活習慣の予防になり、持続可能な暮らしに必要不可欠です。

<環境保護への意識を高め、行動に促す役割>

食農教育には環境保護への意識を高め、行動に促す役割があります。持続可能な農業や地産地消についての学びが、環境に配慮した行動を起こすきっかけになるからです。普段から食品ロス削減を意識したり、リサイクルを心がけたりする行動につながります。

<食文化を継承していく役割>

食農教育には、国や地域の伝統的な食文化を次世代に継承していく役割も果たします。
異なる食文化を学ぶことで多様性を認め合い、理解と尊重を深めることにもつながっているのです。また、伝統的な食文化の継承は、地元の食材を守る役割を担います。

<子どもが責任感や協力の大切さを学ぶ>

食農教育は、子どもが責任感や協力することの大切さも学べます。野菜や植物を育てたり、料理をしたりする経験を通じて、責任感が生まれ、仲間と協力し合うことの素晴らしさを理解するからです。こうした体験は、子どもの心の成長にもつながります。

<地域社会を活性化する役割>

食農教育には、地域社会を活性化する役割もあります。食農教育を通じて地域の農業や食文化に対する理解が深まり、地元産業の発展や地域コミュニティーの活性化につながるからです。また、地域で生産された食材を利用することで、地域経済の支援にも貢献できます。

これらの役割を果たす食農教育は、持続可能な社会や暮らしを築くために非常に重要です。

(参考:https://www.maff.go.jp/tohoku/syouan/syokuiku/event_report/attach/pdf/gaiyou-5.pdf
https://www.maff.go.jp/primaff/kanko/review/attach/pdf/020731_pr04_30.pdf)

Urban Farmingが食農教育につながる理由

食育農業につながるとして昨今注目されているのがUrban Farmingです。ここでは都市農業のUrban Farmingが、どのように食農教育につながるのか詳しく見ていきましょう。

<農体験を通して農業の現場や大変さを知ることができる>

Urban Farmingは実際に野菜や果物を育てることで、食べ物がどのように生産されるのかを実体験を通して学ぶことができます。

畑を耕すことからはじめ、種まきや苗の植え付け、水やりなど、一連の農体験を行なうことで農業の現場を知り、食べ物を育てることの大変さや喜びを身をもって感じられます。

<作物を自分の手で育て収穫することで、食へのありがたみを感じられる>

 
Urban Farmingで育てる野菜や果物は、必ずしも上手く栽培できるとは限りません。失敗から学び、試行錯誤をくり返して収穫できた作物は、大きな達成感と喜びが得られるでしょう。Urban Farmingを通じて自分の手で作物を育て、収穫することで食へのありがたみがより深く感じられます。

<食の安全性や栄養価について理解を深められる>

Urban Farmingでは、化学肥料や農薬を使わずに野菜や果物を育てるケースがほとんどです。そのため、食の安全性への理解や関心が高まり、普段口にする食品への選び方も変わってきます。

また、育て方によって栄養価がどのように変わるのかも学ぶことができ、食事の質も向上していきます。

<持続可能な食のシステムを理解できる>

Urban Farmingでは持続可能な食のシステムを学ぶことができます。例えば、リサイクル土壌や食品廃棄物を堆肥化したコンポスト、水やりには雨水を活用するといった農業の手法が挙げられます。資源を循環利用し、環境に配慮した食の生産方法は、持続可能な食生活に不可欠です。

(参考:https://cirty.jp/interview/788/)

<地産地消の意識を高められる>

Urban Farmingでは地元で生産された食材を地元で消費することで、輸送にかかるコストや二酸化炭素の量を削減できます。

自分で育てた野菜を食べることで、地産地消の重要性や環境への影響をより実感でき、地産地消への意識も高まります。また、地域経済が発展し、地域が活性化するのも良い点です。

(参考:https://www.kewpie.com/academy/food-sdgs/sustainable-diets/)

Urban Farmingで持続可能な食生活に重要な食農教育に触れよう! 

農業体験を通して食べ物がどのように生産されるのかを知り、食への有難みを感じられるなど、Urban Farmingは食農教育に効果的な手段です。

食の安全性や栄養価、環境に配慮した食の生産方法も理解できます。食農教育は持続可能な食生活に重要な取り組みです。

ぜひ、食農教育としてUrban Farmingを導入してみてはいかがでしょうか。

合わせて読みたい:https://mygreengrowers.com/blog/environment-education/

Share

  • Facebook
  • Twitter
  • whatsapp
  • URLをコピー

BLOGのおすすめ記事

CLOSE

greengrowers

URLをコピーしました