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デジタルウエルビーイングとは?メリットや実現させる方法を解説
Wednesday, 18 June 2025

今回はデジタルウエルビーイングについて、メリットや実現させる方法を解説します!
デジタルウエルビーイングとは?
デジタルウエルビーイングとは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどのデジタルデバイスやテクノロジーを健全に使い、心身ともに健康な状態であることを指します。
身体的・精神的・社会的に満たされた状態を意味する「ウエルビーイング」と、デジタルデバイスを意味する「デジタル」を掛け合わせた言葉で、2018年にGoogle社が開発者向けに提唱したことで認知が広がりました。
デジタルウエルビーイングが提唱された背景には、デジタルデバイスの普及によるさまざまな問題があります。
デジタルデバイスは非常に便利で現代では生活に欠かせない存在ですが、一方で不健全な使い方により心身の健康を害する人が増加しているのです。
デジタルウエルビーイングはIT企業にとって重要な課題であり、デジタル時代を生きる私たち一人ひとりにとっても重要性が高いといえます。

デジタルデバイスの使い過ぎが心身に与える影響
仕事や授業でパソコンを使い、移動中にはスマートフォンで情報収集し、帰宅してからはタブレットでYouTubeやSNSを見る…こんな生活をしている人は多いかもしれません。
しかし、デジタルデバイスの使い過ぎは心身に悪影響を及ぼす可能性があります。どんな影響があるのか詳しく見ていきましょう。
(参照:
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/pdf/01honpen.pdf)
<眼精疲労やストレートネックなど身体への負担>
デジタルデバイスの使い過ぎは身体への負担がかかります。長時間スクリーン画面を見続けることによる眼精疲労や、睡眠障害、ストレートネックなどが挙げられます。眼精疲労は目だけでなく肩や腰にも影響してくるため、全身に不調が生じるでしょう。
また、スマホを見ながら寝てしまい、睡眠の質が下がることもあります。さらにデジタルデバイスの過剰使用によって運動不足になり、肥満や生活習慣病につながる可能性も高くなります。
<スマホ依存による注意欠陥>
何をしていてもスマホに集中している「スマホ依存」の状態は、注意欠陥になると指摘されています。歩きながらスマホを見る「歩きスマホ」は、周囲への注意や関心が薄れ、事故につながるリスクも高くなります。また、着信音などで一時的に注意が逸れるケースも多いです。
<SNS疲れによるうつ病発症率の増加>
SNS上で常に誰かとつながっている感覚があるため、プレッシャーを感じやすく、気が休まらない状態になります。SNSですぐにコメントを返さなきゃいけない、自分だけ話題に乗り遅れてしまうといった強迫観念で心が疲れてしまい、うつ病を発症してしまうケースもあります。

デジタルウエルビーイングのメリット
デジタルデバイスを健全に使う、「デジタルウエルビーイング」を実現すると心身の健康リスクが防げるなどのメリットがあります。ここでは、デジタルウエルビーイングのメリットを確認していきましょう。
<心身が健康になる>
デジタルデバイスの使い過ぎをやめると、スマートフォンの見過ぎによるストレートネックや睡眠障害などを防げます。また、ブルーライトの浴び過ぎによる眼精疲労や自律神経バランスの乱れ、緊張が抑えられるため、心身が健康になっていくのを実感できるでしょう。
<集中力がアップする>
デジタルデバイスに送られてくる通知に気を取られていた人も、デジタルウエルビーイングによって集中力が高まり、仕事や作業の効率アップが期待できます。仕事や勉強の成果がなかなか上がらない人は、デジタルデバイスによる集中力の低下が原因かもしれません。集中力をアップさせるためにも、ウエルビーイングを目指すと良いでしょう。
(参照: https://prebell.so-net.ne.jp/feature/pre_23022102.html)

デジタルウエルビーイングを実現させる方法
デジタルウエルビーイングを実現させるには、スマートフォンやパソコンとの距離をとる「デジタルデトックス」がおすすめです。ここでは、デジタルデトックスのポイントをご紹介します!
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<決まった時間だけ電源をオフにする>
デジタルデバイスは連絡ツールでもあるため、丸一日手放すというのは難しいかもしれません。そこでおすすめなのが決まった時間だけ電源をオフにする方法です。
例えば夜21時以降はスマートフォンやパソコンは電源オフにして、見ないようにするなどルールを決めると良いでしょう。
<仕事モードやおやすみモードに設定する>
仕事中や作業中にスマートフォンに届くさまざまな通知が気になってしまう人は、仕事モードやおやすみモードの機能を使うのがおすすめです。これらの機能を設定すると、通知が来なくなります。
仕事や作業に集中し、メールや通知は休憩時間などにまとめて確認するようにしましょう。
<デジタルウエルビーイング機能を使う>
最近のスマートフォンでは、スマホ依存対策としてデジタルウエルビーイング機能が付いたものがあります。OSにもよりますが、1日の操作時間をグラフで分析したり、画面ロックした回数を壁紙に表示する機能が特徴です。
ついついスマホを見てしまう人は、デジタルウエルビーイング機能に頼ってみるのも良いでしょう。

デジタルウエルビーイングを実現して心身の健康を守ろう!
デジタルウエルビーイングは心身が健康になり、集中力が上がるなどうれしいメリットがあります。ぜひ今回ご紹介したデジタルデトックスのポイントを参考に、デジタルウエルビーイングの実現を目指してみてはいかがでしょうか。デジタルの利点を生かしながら、心身の健康を守っていきましょう!