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「土踏まず」って必要?ないことの欠点や取り戻す方法とは
Tuesday, 12 July 2022
アーチ状ではない平らな足、いわゆる偏平足になっている人は注意が必要。なぜなら土踏まずがなくなると、私たちの体にさまざまな不調が生じるからです。
そこで今回は、土踏まずの必要性や、土踏まずがなくなる原因やないことの欠点、さらに土踏まずを取り戻すエクササイズ法を紹介します!
土踏まずの必要性
足の裏にある土踏まずとはその名の通り、土を踏まない部分のこと。つまり、地面に接しない部分です。こう聞くと、「地面に接しないなら必要ないのでは…?」と思うかもしれません。
しかし土踏まずは私たちの体にとって大事な役割があるのです。土踏まずは、地面からの衝撃を緩和する働きをしています。衝撃を緩和することで、腰痛やひざ関節の痛み、足の疲れなどから体を守る役割があります。
「疲れやすい」「腰痛になりやすい」という人は、足の裏を確認してみてください。もしかしたら、土踏まずがなくなってきているのかもしれません。
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土踏まずがないことの欠点
ここで、土踏まずがないことの欠点にはどんなことがあるのかを見ていきましょう。
・足底腱膜炎などを起こす可能性がある
土踏まずがなくなると、足底腱膜炎などを起こす可能性があるといわれています。足底腱膜炎とは、かかととつま先の骨をつなぐ腱の周りが炎症を起こし、かかとの内側前方から中央にかけて痛みが生じる症状をいいます。
・怪我や転倒をしやすくなる
土踏まずは、地面からの衝撃を和らげるだけでなく、重心のバランスを取る役割もしています。そのため、土踏まずがなくなると怪我や転倒をしやすくなる可能性があります。
・足の痛みや疲れを感じやすくなる
土踏まずは、地面からの衝撃を防ぐクッションのような役割を持ちます。そのため、土踏まずがなくなると、足の痛みや疲れを感じやすくなります。
・姿勢が悪くなる
土踏まずは重心のバランスを取る役割があるため、なくなると姿勢が崩れやすくなる恐れがあります。姿勢を保つためにも、土踏まずは必要なのです。
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土踏まずがなくなる原因
土踏まずは、赤ちゃんの時にはなく、成長していく過程でできていくといわれています。
しかし、運動不足や筋力の低下が原因でなくなることがあるのです。
土踏まずがない状態、いわゆる「偏平足」になるのは高齢者や女性が多いといわれています。また、成人の場合は過度な運動や長時間立ち続けることによって、土踏まずがなくなる場合もあります。
しかし、あきらめることはありません。土踏まずは定期的な運動や足裏のエクササイズによって、取り戻すことが期待できます。
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土踏まずを取り戻すエクササイズ
ここでは、土踏まずを取り戻すエクササイズを紹介します!
<タオルギャザー>
足裏トレーニングとして有名で、アスリートの間でもよく取り入れられているエクササイズです。床に薄手のタオルを1枚敷いて椅子に座って行います。
~手順~
1.椅子に座ります。足元の床に薄手のタオルを敷きます。
2.タオルの上に両足を置き、足の指を使ってタオルをつかみます。
3.タオルをつかめたら、5本指の力を使ってタオルを引き寄せます。この時、足裏全体がアーチのような形になるまで力を入れるのがポイントです。
最初はうまくつかめなくても、くり返し行っていくことで、足裏や指の力がついて、つかめるようになってきます。毎日数セット行うと効果的です。
<足の指でジャンケンポン>
足の指でジャンケンをするのも、土踏まずを取り戻すエクササイズにおすすめです。
~手順~
1.足を思い切り丸めるように力を入れて「グー」
2.親指だけを上に向けて「チョキ」
3 .5本指を思い切り広げて「パー」
これをくり返し5回ほど行いましょう。チョキが難しい人は、最初はグーパーだけでもOKです。慣れていくうちに、足の指の力も入りやすくなっていきますよ。
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体にとって大切な役割のある土踏まずを取り戻そう!
土踏まずは、足の疲れや痛みを和らげてくれることに加え、腰痛や怪我の予防などのさまざまな役割があることがわかりました。
足裏をチェックして、アーチがなくなりかけている人は、今回紹介したエクササイズを試してみてください。足裏を鍛えることで、土踏まずを取り戻すことができますよ。