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ジョージ・クルーニーの迅速かつ的確な環境活動を見てみよう

Thursday, 26 September 2024

ドラマや映画など数々の作品に出演し、脚本家やプロデューサーとしても活躍するジョージ・クルーニー。以前からチャリティー活動や環境活動、人道支援に熱意を注ぎ、多くの人々を救い、世間に多大な影響を与えています。

また、映画で共演したハリウッド俳優の仲間たちと手を組んだ慈善活動も有名です。今回は「The use of arts to promote sustainability(持続可能性を促進するための芸術の使用)」をテーマに、ジョージ・クルーニーが取り組む環境活動や人道支援について解説します。

映画『オーシャンズ11』の共演から生まれた人道支援の輪

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23歳で映画デビューしたジョージ・クルーニーは、苦労を重ねてスターの地位を獲得した俳優の一人です。

長年の経験を積み重ね、演技の道を極めた今、ジョージは現役ハリウッドスターとして活躍しながら、環境問題や人権問題に目を向け、サステナブルな社会を目指してさまざまな活動を行っています。

映画『オーシャンズイ11』で共演した、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チードルらと共にチャリティー団体を立ち上げるなど、ジョージの豊富な人生経験と明るい人柄で築き上げた人脈で、俳優仲間の間でも人道支援の輪を広げています。

(参照:ジョージ・クルーニーが米外交問題評議会メンバーに)

ジョージ・クルーニーが取り組む環境活動

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ジョージ・クルーニーは、数え上げたらきりがないほど多くの活動に熱意を注いでいます。また困っている人を救うための迅速かつ的確な行動は、世界でも賞賛されているほどです。

挙げたらきりがないほどの活動をしているジョージですが、ここではその一部をご紹介します。

紛争中のスーダン・ダルフールを訪問し、ドキュメンタリー映画を制作

 

2006年にジョージは、元ニュースキャスターである父親とスーダンのダルフール地区を訪問し、紛争によって荒廃した現地の様子をフィルムに収めました。

また、非アラブ系難民がアラブ系政府軍の恐怖におびえる姿も撮影し、帰国後にワシントンDCを訪れ、非アラブ系住民への大虐殺の現状と解決策を政府に訴えました。

同年の9月には国連安全保障理事会の会議に参加し、ノーベル平和賞授賞作家のエリ・ビーゼル氏と共に、スーダンの平和を求めるスピーチを行いました。

ドキュメンタリー映画はDVD化もされており、メディアでは放送されないスーダンの現実を多くの人が知る作品となりました。

同時多発テロ事件の際には、支援金集めに向けて一早く行動

  

2001年9月11日にNYのワールド・トレードセンターで起きた同時多発テロ事件。世界中が恐怖に包まれる中、ジョージは俳優仲間に一早く声をかけ、支援金集めを目的としたチャリティー番組を企画しました。

ビリージョエルやU2、スティング、セリーヌ・ディオンといった豪華アーティストが演奏や歌を披露し、音楽の合間にはトム・クルーズやウィル・スミス、キャメロン・ディアスなどハリウッドスターが続々登場。

視聴者数は全米でおよそ6,000万人となり、2億ドル以上の寄付金が集まりました。寄付金は、ボランティア団体を通じてNYの消防隊員や警官をはじめ、テロ事件の被害者とその家族に送られています。

(参照:9/11から20年。あの時のハリウッドを振り返る)

ハリケーン被害を受けたニューオリンズやテキサス州の復興支援に貢献

 

ジョージ・クルーニーはハリケーンカトリーナで被害を受けたニューオリンズの復興支援にも協力しています。親友のブラッド・ピットが立ち上げた住居普及プロジェクトに向けて、30万ドルの寄付をしました。

また、2017年8月にアメリカのテキサス州を襲った大型ハリケーン被害に対しても、支援金を募る番組に人気俳優たちと出演しています。スタジオで募金の電話対応を行い、4,400万ドル(約49億円)を集めました。

(参照:G・クルーニーら米スターが呼び掛け ハリケーン被害支援に49億円)

レオナルド・ディカプリオも務める国連のピースメッセンジャーに就任

ジョージ・クルーニーは2009年に国連のピースメッセンジャーに就任し、6年間の任務を果たしました。世界中の環境活動家たちが集うミーティングに参加したり、コンゴ民主共和国や南スーダンを訪問したりと、ピースメッセンジャーとして活躍。国連の活動と世界の現状に対する世間の関心度を高めました。

(参照:ジョージ・クルーニー、国連ピース・メッセンジャーを引退)

マッド・デイモンらと共に人道支援団体を設立

 

ジョージ・クルーニーは、映画『オーシャンズ11』で共演したブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チードルらと共に人道支援団体「Not on Our Watch」を設立。

世界各地で起きている大規模な虐殺行為と向き合い、世界の関心と資金を集めることを目的として作られました。

ダルフール紛争で被害を受ける何百万人もの命を救うために、WFP(国連世界食糧計画)を通じて100万ドルを寄付し、食糧支援などに貢献しています。

(参照:映画「オーシャンズ13」の俳優らが100万ドルをWFPの活動に寄付 (和文要約、本文は英文))

夫婦で財団「クルーニー・ファンデーション・フォージャスティス」を設立

2016年には夫婦で「クルーニー・ファンデーション・フォージャスティス」という財団を設立。財団を通じて、レバノンに住むシリア難民の子どもたちの教育支援をしたり、レバノンにある7つの公立学校に寄付をしたりと、多岐に渡って人道支援を行っています。

また、2017年には人種差別反対運動をする団体に100万ドルを寄付し、「平等のために続く戦いに力を添えたい」とメッセージを残しています。

(参照:妻アマルとの出会いが分岐点? セクシーなイケオジ、ジョージ・クルーニーがカッコいいわけ)
(参照:クルーニー夫婦、人種差別反対運動団体に11億ウォンを寄付)

ジョージ・クルーニーの環境活動は迅速かつ的確!実行力を学ぼう

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ジョージは私生活でも環境負荷の低いエコカーを愛用し、ガソリンに依存しない暮らしを推進するなど、サステナブルな提案を続けています。

地球環境や人の命を救うための迅速かつ的確な行動は、多くの人々に勇気と希望を与えています。ジョージの実行力に学び、自分にできることを実践していきましょう。

(参照:映画界が認める屈指のアクティビスト!)
あわせて読みたい: 世界が抱えている社会問題『貧困』について考えよう

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