ミニマリズムを実践する人は、必要最小限の物しか持たないシンプルな暮らしを意識しています。服も厳選するため、所有枚数は一般的に平均20着程度です。加えて冠婚葬祭用として数着持っている人もいます。

しかし、ミニマリズムでは「自分にとっての心地良さ」を大事にするため「何着減らしたらOK」という明確な定義はありません。所有する服の枚数は自分の基準で決めて良いのです。

そのため、自分にとって快適に過ごせる量を決めて、「服が1枚増えたら1枚手放す」というようにルールを決めておくと良いでしょう。服の所有枚数を必要最小限に抑えることで、毎朝コーデに悩みにくくなって時間に余裕が生まれたり、着まわしが上手になったりするメリットがあります。また、衝動買いが減り、節約につながるのも良い点です。

ミニマリズムを実践する人は、服を必要以上に持たなくてすむように、また最小限の服でもおしゃれを楽しめるような服選びのポイントがあります。どのような点を意識して服選びをしているのか、チェックしていきましょう。

着まわしをしやすいもの

まずは、着まわしをしやすいアイテムを選ぶのがポイントです。ミニマリズムを実践する人がおしゃれを楽しむには、少ない服でいかに着まわせるかが重要になります。

同じ服でも合わせ方によって雰囲気を変えられるので、おしゃれに見せることができます。カジュアルにもきれいめにも着られるトップスやパンツなどは、重宝するのでおすすめです。

生地がしっかりとしていて長く着られるもの

服を少ない枚数で維持するためには、生地がしっかりとしていて長く着られるものを選ぶのもポイントです。生地が弱く、すぐに破れたり穴が開いたりしてしまうと短期間で買い替えなければならず、出費がかさんでしまいます。また、ほつれにくいよう縫製もしっかりしたものを選びましょう。

手入れがしやすく乾きやすい服

少ない服で着まわしていくため、一着の着用頻度が高くなります。そのため、手入れがしやすく乾きやすい服を選ぶのも大事なポイントです。クリーニングに出さなければいけない素材などは避けて、自宅の洗濯機で気軽に洗えて乾きが良い素材を選ぶことで、着まわしがしやすくなります。

トレンドに左右されないデザインのもの

一着を長く着るためには、トレンドに左右されないデザインの服を選ぶのもポイントです。トレンドの形や柄ものなどは、数年経つと古く見えてしまう可能性があります。いつの時代も合わせやすい黒や白、グレーなどの定番カラーなどを選ぶのがおすすめです。

幅広いシーンで活用できるもの

少ない服で着まわしていくため、幅広いシーンで活用できる服を選ぶのもポイントです。派手なカラーや柄ものはシーンを選ばなければならないため、できるだけ避けた方が良いでしょう。カジュアルにもフォーマルにも使いやすい、無地の服がおすすめです。

服選びのポイントをチェックしたところで、ここからはミニマリズムを実践する人におすすめの服を具体的にご紹介していきます。

無地のTシャツやカットソー

オールシーズン着まわしができる、無地のＴシャツやカットソーがおすすめです。特に白いＴシャツはどんなボトムスにも合わせやすいので、1枚持っておくと良いでしょう。ロゴが無い丸襟が合わせやすいです。

カーディガン

カーディガンはコーデの幅を広げてくれる、万能なアイテムです。Ｔシャツの上に羽織るだけでなく、腰に巻いたり肩にかけたりと、コーデのアクセントとしても活用できます。カジュアルにもフォーマルにも使えるのも良い点です。

シャツワンピース

シャツワンピースもバリエーション豊かに着まわせる、おすすめのアイテムです。ボタンを閉じてワンピースとして着るほか、ボタンを開けてシャツ感覚で着ることもできます。また、ベルトをしてウエストマークのワンピースとして着れば、違った雰囲気を楽しめるでしょう。寒い季節にはニットやベストを重ねてレイヤードスタイルとして着るのもおすすめです。

ボトムス

ボトムスは「デニムパンツ」「きれいめパンツ」「シンプルスカート」などがおすすめです。これさえ押さえておけば、どんなシーンでも困ることはないでしょう。

デニムパンツはトレンドに左右されることなく、オールシーズンで活躍し、どんなトップスにも合うアイテムです。また、きれいめパンツはオフィスやフォーマルなシーンでも違和感なく着られるでしょう。

さらにシンプルなスカートは、プリーツやタイト、フレアなどの形があるため、自分の体型や好みで選ぶことをおすすめします。お出かけや会食など、上品に着こなしたい時にも適したアイテムです。

（参照:ミニマリストでおしゃれに快適！服の選び方と持っておくべきおすすめアイテムを解説)

ミニマリズムを実践する人の服選びは、着まわしやすく、長く着られる丈夫なもの、また、お手入れしやすく、トレンドに左右されないデザインなどがポイントです。

今回ご紹介したおすすめのアイテムを参考に、服を厳選してみてはいかがでしょうか。少ない枚数でもおしゃれに着まわしていきましょう。
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