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BLOG -SDGs and Sustainability

BTSによるSDGs活動!国連でのスピーチやチャリティーも

Tuesday, 20 August 2024

世界で人気を誇る韓国出身の7人組ボーイズグループ「BTS」。音楽シーンを越えてファッション業界や美容業界の広告塔としても活躍する彼らですが、オピニオンリーダーとしての活動も注目を集めています。

その活動は国連総会でSDGsの重要性を訴えたり、チャリティーライブに出演したりとさまざまです。

今回はThe use of arts to promote sustainability(持続可能性を促進するための芸術の使用)をテーマに、BTSが国連総会で述べたスピーチの内容や様子、またそれ以外のSDGs活動やチャリティー活動について解説します!

BTSが国連総会SDGsの重要性をスピーチ

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BTSは2021年9月に、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開催された国連総会に登壇し、SDGsの重要性についてスピーチをしました。

メンバー一人ひとりが順番にメッセージを発信し、気候変動対策や環境保全のためにはSDGsの取り組みが重要であると述べています。

スピーチの前半は新型コロナウイルスによるパンデミックについて触れ、コンサートが中止になった悔しさや、失った時間で気づいた日常の大切さを語りました。

そして、気候変動による地球危機について、「地球に対しての哀悼は考えたくありません」と話し、環境問題に関心を持ち学んでいる学生が多い事実や、どんな方法で生きていくべきか模索し努力している10代、20代は少なくないと伝えています。

加えて、「希望と可能性を信じれば予想外の事態が起きても道を失わず、新しい道を発見できると信じています」とし、「大事なのは変化の前でどんな選択をするか」と投げかけています。

また、「新しく始まる世界で「ウェルカム」と言い合おう」という思いを込めて楽曲「Permission to dance」を国連総会バージョンで披露しました。

このときにメンバーが着用していたスーツは、韓国のアップサイクルブランドのものであり、持続可能な選択のひとつとして示しています。

(参照:BTSが国連総会に出席! 入国からスピーチまで全部見せますギャラリー)

BTSのさまざまなSDGs活動

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BTSは国連総会の参加以外にも、チャリティーライブへの出演などSDGsに関連するさまざまなアクションを起こしています。ここではBTSが取り組むSDGs活動の一部を見ていきましょう。

韓国ユニセフ協会・日本ユニセフ協会とのパートナーシップに

BTSと所属する事務所Big Hit Entertainment社(現「HYBE」)は、2017年11月に韓国ユニセフ協会とパートナーシップを結びました。

BTSによる「LOVE MYSELF(私自身をまず愛そう)」を通じて、ENDviolence(暴力をなくそう)キャンペーンの支援を行いました。その後、2018年4月には日本ユニセフ協会ともパートナーシップを締結しています。

また、2024年には児童や青少年の暴力根絶と心のケアに向けた取り組み「On My Mind」の支援をスタート。支援は現在も進行中です。

2017年からこれまでの活動によって集められた寄付金は89億ウォン、日本円にして約9億と報告されています。

(参照:BTS(防弾少年団)のLove Myselfキャンペーンと共に実施する#ENDviolenceキャンペーン | 日本ユニセフ協会)
(参照:BTS、ユニセフの新たなキャンペーンを支援…これまでの寄付金は約9億円に)

国際支援団体主催のチャリティーイベントに出演

 

BTSは2021年に国際支援団体のGlobal Citizenが主催したチャリティーイベントに出演しました。政府や企業、慈悲活動家に向けて気候変動や貧困、飢餓、差別問題などに焦点を当て、課題解決のための新たな取り組みを行うよう呼びかけるイベントです。

世界の著名人やアーティストが出演する中、BTSはオープニングアクトを飾り「Permission to dance」を披露しました。

(参照:【9/26(日)午前2時~】チャリティーイベント「Global Citizen Live」日本での視聴方法と全出演者)

環境に配慮しながらミュージックビデオを制作

 

「Permission to dance」のミュージックビデオの中で、メンバーが子どもと一緒に風船を飛ばすシーンがあります。大量に空に放たれた風船には「希望」という意味が込められており、新型コロナウイルスから解放され、新しい日常へ希望を持って進んでいこうという気持ちを表現したものです。

一見、環境に負荷をかけているようなシーンですが、実際は一つひとつの風船に透明の長い紐が付けられていて撮影後には風船をすべて回収。環境に悪い影響を及ぼさないよう配慮しています。

(参照:MV撮影でも環境保全を意識)

企業とのコラボで環境保全メッセージ動画を発信

BTSは、韓国の電子メーカーや自動車メーカーなど数々の企業とパートナーシップを結び、環境保全の呼びかけや、気候変動対策としてのサステナビリティの重要性を発信しています。人々の気候変動への意識を高めるためのキャンペーンには、メンバー全員が実際に参加し、行動で示しています。

(参照:BTSがSDGsの重要性についてメッセージを発信「Galaxy x BTS: Galaxy for the Planet」日本初公開!)

これらの活動以外にも、楽曲をCDではなくQRコードを読み取るかたちにして配信したり、児童福祉に取り組む慈悲団体に寄付したりなど、メンバーそれぞれが個人でもチャリティーを行っている点も支持されているポイントです。

BTSのアクションはSDGsを推進する大きな力に!

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BTSのメンバーは普段から環境に配慮された服や小物を選ぶなど、自らの行動を通してサステナビリティの重要性を伝えています。

国連総会で登壇し、青年の代表となって未来への希望を力強く語ったり、未来世代が持つ気候変動への考えを伝えたりと、スターとして模範となる姿勢は、多くの人々に影響を与えていることでしょう。

実際にファンも寄付活動に参加するなど、BTSの行動がSDGsを推進する大きな力となっています。
あわせて読みたい: 持続可能な開発目標の達成に向けた音楽関連企業の取り組み

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