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SDGs目標12:つくる責任 つかう責任/食品ロス削減のためにできること
Friday, 16 September 2022
今回はこの食品ロス削減のために一人ひとりができることを紹介します!
SDGs目標12の達成には食品ロス削減が不可欠!
SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」は、これまでの大量生産・大量消費のパターンを見直し、新たな生産と消費の仕組みを作ることを目標としています。
なぜなら大量生産・大量消費は、地球上の資源やエネルギーを大量に使い、地球環境に大きな負荷を与えているからです。この大量生産・大量消費の問題を代表するのが食べ物です。
日本を含む物質的に豊かな国では、食べ物が大量に生産され、大量に捨てられています。その量は世界で年間13億トン、日本では年間東京ドーム約5個分の量に相当します。
このようにまだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物が「食品ロス」です。しかし、多くの食べ物を捨てている一方で、世界では人口の9人に1人が飢餓に苦しんでいるという矛盾が起こっています。
SDGs目標12に掲げられている、新たな生産と消費のパターンを作り上げるためには、食品ロスを削減するために一人ひとりが行動を変えていくことが重要不可欠なのです。
(参照:食品ロスの現状を知る:農林水産省)
食品ロス削減のために私たちができること
日本では地方自治体や企業が、食品ロス削減に向けた呼びかけや食材を使い切るためのレシピの考案をするなど、さまざまな取り組みが広がっています。
では、個人でできる取り組みには、どんなものがあるでしょうか。
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<賞味期限と消費期限の違いを知っておく>
賞味期限と消費期限は実はまったくの別物です。賞味期限とは、未開封の状態で適切に保存していた場合に「おいしく食べられる期限」のこと。一方消費期限とは、未開封の状態で適切に保存していた場合に「安全に食べられる期限」を指します。
そのため、消費期限の場合は書かれた日付を守って食べた方が良いでしょう。しかし、賞味期限は「おいしく食べられる期限」のため、表示された日付を多少過ぎてしまっても問題なく食べられるのです。
賞味期限を1〜2日過ぎてしまったからといって、すぐに食品を捨てるのはやめましょう。
(参照:消費期限と賞味期限:農林水産省)
<食材を買い過ぎない、無駄にしない>
食品ロスを減らすためには、食材を買い過ぎない、無駄にしないのが基本です。冷蔵庫や戸棚にある食材の在庫をチェックしてから買い物に出掛ける習慣を身につけることで、二重に買ってしまうのを防げます。
また、セール品だからといって買い溜めするのは、結果的に食材を使い切れず無駄にしてしまう可能性があるため、おすすめできません。
さらに調理して余った食材は、傷む前に冷凍保存をしたり、リメイクしたりすると良いでしょう。野菜の皮やヘタなどを丸ごと使ったレシピで、なるべく生ごみを出さないようにする工夫も食品ロス削減につながります。
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<買い物の際には「てまえどり」をする>
てまえどりとは、コンビニやスーパーで陳列されている商品を一番手前から取る行動を指します。てまえどりによって、賞味期限の短いものが売れ残り、廃棄せざるを得ないといった状況を防げるのです。
陳列された商品は手前のものほど賞味期限が短く、奥のものは賞味期限が長いため、ついつい奥にある商品を選びがちではないでしょうか。
しかし、奥の商品を選ぶほど廃棄される商品は増え、食品ロスが発生してしまいます。購入後すぐに食べるものであれば、てまえどりをするよう心掛けましょう。
<フードバンクを利用する>
フードバンクとは、食品企業が規格外で販売できない商品などを寄付し、生活困窮者や子ども食堂などへの支援に充てる活動のことです。
企業から食品を提供する形が多いですが、個人でも支援ができるオンラインサービスや、寄付ボックスもあります。日本でもコロナ禍の影響などで生活が苦しい人が増え、食料の入手に困る人も多いのが実態です。
フードバンクを利用して、食べ切れない食べ物を寄付することで、食品ロスを削減するだけでなく、困っている人を助けることにもつながるのです。
(参照:フードバンク:農林水産省)
<外食の際には食べ切れる分だけ注文する>
飲食店でも食品ロスは大量に発生しています。外食産業では、年間133万トンもの食品ロスが出ており、その主な原因は食べ残しです。
外食の際はハーフサイズや小盛りのメニューを選ぶなど、食べ切れる分だけ注文するようにしましょう。
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SDGs目標12の達成に向けて「つくる責任 つかう責任」の意識で取り組もう!
私たちは毎日食べ物を食べて生活しており、食品ロスの問題は決して他人事ではありません。食品ロスは食べ物を無駄にしてしまうだけでなく、環境に大きなダメージを及ぼしています。
食品ごみを焼却処分する際には大量の二酸化炭素が発生し、灰の埋め立ては土壌にも悪影響を与えているということを忘れてはなりません。
SDGs12の目標を達成するためにも、生産者と消費者がそれぞれ「つくる責任 つかう責任」を持ち、食品ロス削減に取り組んでいくことが大切なのではないでしょうか。
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