美容院に通う頻度は人それぞれですが、多い人は1カ月に1回、少ない人でも年に数回は訪れるのではないでしょうか。
しかし、行きつけの美容院でサステナビリティへの取り組みを行っているかどうかまで気にする人は少ないかもしれません。
そこで今回はサステナビリティへの取り組みを行う美容院とはどんな美容院なのか、事例を解説します。
そもそもサステナビリティとは「持続可能」を意味する言葉ですが、美容院においてなぜ持続可能性向上の取り組みが必要なのでしょうか。その理由は、美容業界はサステナビリティへの課題が多いとされているからです。
例えば、美容院で使用しているカラー剤は有害物質が含まれているものが多く、排水後に川や海に流れ出て環境や生態系に影響を及ぼす可能性があります。
美容院は全国で約25万店あるといわれており、コンビニの約4.5倍に及ぶ店舗数です。それだけ多くの美容院で、シャンプーを洗い流す際に使う大量の水やドライヤーなどの電力が消費されていることを考えると、環境への影響が大きいことは容易に想像できるでしょう。
(参照:美容室の店舗数、令和元年は25万4422軒 過去最高を更新)
(参照:コンビニエンスストア 統計データ|一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会)
では、サステナビリティへの取り組みを進めている美容院では、どのようにして環境負荷を軽減しているのでしょうか。
美容院は人をきれいにする一方で、カラー剤等からの有害物質が排水され、環境汚染につながる懸念があります。しかし、サステナビリティに配慮した美容院が増えることで、環境負荷は大きく軽減されていくと考えられます。
私たちにできることは、サステナビリティへの取り組みを行っている美容院を利用することです。あるいは、行きつけの美容院がどんな取り組みを行っているのかを聞いてみるのも良いでしょう。
サステナビリティに配慮した美容院は肌に優しい薬剤を使うなど、人にも環境にも優しい美容院です。お客様一人ひとりを大切にし、きっと満足のいくサービスが受けられることでしょう。
これからはサステナビリティに配慮している美容院かどうかを、選ぶ際のポイントとして意識してみてはいかがでしょうか。
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