サステナブルファッションを実践!習慣化するには何から始める?

SDGsへの取り組みとして、アパレル業界で広がりを見せる「サステナブルファッション」。環境省の調査によると、サステナブルファッションに関心がある人は、約60%に上ります。

しかし関心がある人の中で、取り組みを実行し継続している人の割合はわずか3%です。このデータから読み取れるのは、「関心はあるけれど、何をしたらいいのかわからない」人が多いということではないでしょうか。

そこで今回は、サステナブルファッションを習慣化するための具体的な実践方法を紹介します。

目次

そもそもサステナブルファッションとは?

そもそもサステナブルファッションとは、衣服の製造、着用、廃棄までの一連の過程において持続可能であることを目指し、地球環境や生態系、また社会に配慮した取り組みのことです。

現代の日本では、トレンドの服を安い価格で手に入れることができます。しかし、その裏では大量生産、大量消費、大量廃棄の問題や過酷な労働環境による人権問題などが発生しています。また、日本では1日あたり平均1300トンもの衣服が廃棄され、焼却や埋め立て処分されているのです。このような現状を打破するために、環境省は企業と消費者に向けて「サステナブルファッション」を提案し、問題解決への取り組みを促しています。

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服を選ぶ段階でできること

それでは、日常生活にどのようにしてサステナブルファッションを取り入れていけば良いのか紹介します。まずは、服を選ぶ段階でできることを見ていきましょう。

<本当にその服が必要かどうかよく考えてから買う>

服を買う前にいったん立ち止まり、本当にその服が必要かどうかをよく考えるようにしましょう。こうすることで衝動買いを防ぐことができるでしょう。

最近では、ネットで買い物をする人も多いのではないでしょうか。そんな人におすすめなのが、オンラインで試着ができるアプリです。なんとなくサイズを決めることがなくなるため、サイズ選びの失敗を防ぐことができますよ。

<30回以上着られる物を選ぶ>

服を選ぶ際に、「30回以上着られるかどうか」を意識して選ぶようにしましょう。
サステナブルファッションで重要なのは、一着を長く着られるかどうかです。30回と聞くと少なく感じるかもしれませんが、3ヵ月を1シーズンとして週に1回のペースで着用すると、3ヵ月×4週でシーズンの着用回数は12回となります。つまり30回以上着るには3年近くかかるというわけです。ですから3年後も着られるかどうかをイメージし、素材やデザインなどをよく吟味することをおすすめします。

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<リペアサービスを行っているブランドを選ぶ>

リペアサービスとは修理サービスのこと。修理サービスがあるなら、「長く愛用してみようかな」という気持ちになれるのではないでしょうか。修理をして長く着ることで、大切な1着に対してはもちろん、ブランドに対しても愛着が増すことでしょう。

<製造場所や生産地が見えるブランドを選ぶ>

服の製造場所や生産地が見えるブランドを選ぶというのも、サステナブルファッションで消費者ができることのひとつ。

服がどのような場所で製造され、何を原材料としているのかなど、服のストーリーに目を向けることが、業界全体に変化を促すことにつながります

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服を着始めてからできること

続いて、サステナブルファッションにおいて、服を着始めてからできることを確認しましょう。

<洗濯をしすぎず、環境にやさしい洗剤を選ぶ>

洗濯のしすぎは、服を傷みやすくする他、使用する洗剤によっては海洋汚染につながる可能性もあります。洗剤はできる限り環境にやさしいものを選び、過度な洗濯は控えましょう。

また、フリース素材や起毛などの合成繊維は洗濯によってマイクロプラスチックが流出してしまうため、専用の洗濯ネットを使用することをおすすめします。

<家族や友人同士で着まわす>

一着の服を長く使うためには、家族や友人同士で着まわすのもおすすめです。特に子どもはすぐにサイズが合わなくなってしまうことも。

そんな時には、きょうだいや友人と「お下がり」をし合うことで、一着の服を長く着ることができるうえ経済的です。

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服を処分する際にできること

最後に服を処分する際にできることをお伝えします。

<服の回収サービスを利用する>

服を処分する際には、捨てるのではなく回収サービスなどを利用するのがおすすめです。自治体で古着の回収サービスを行っているところもあれば、店舗に回収ボックスを設置しているブランドもあります。

回収された服は、着られるものは寄付やリユースに回され、着られないものはリサイクルして別のものに生まれ変わります

また、服の回収に協力するとポイントなどの特典があるブランドもあります。

<服を寄付する>

不要になった服を、寄付するという方法もあります。寄付を受け付けている団体に、いらなくなった服を送ることで、国内外で服を必要としている人々へ届けてくれるサービスです。

ごみとして捨てずに寄付をすることで、処分する際に出る二酸化炭素の排出を抑えるだけでなく、支援を必要としている人の役に立つこともできます。

団体によって、寄付できる服の種類に制限があったり、送料負担となる場合もあるため、事前に確認すると良いでしょう。

まずはできることから!サステナブルファッションの習慣化を目指そう

今回はサステナブルファッションの実践方法として、「服を選ぶ」「服を着始めてから」「服を処分する」の各段階でできることを紹介しました。サステナブルファッションで最も重要なことは、一着を長く着続けることです。そのためには、服をよく考えて選び、大切に着ることがポイントです。そして処分する際には捨てる以外の選択肢を持つことで、環境に負荷を掛けずに済みます。ぜひ、今回紹介した実践方法を参考に、サステナブルファッションの習慣化を目指していきましょう。

・参考

https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/
https://www.ethical.caa.go.jp/sustainable/

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