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サステナブルなドリンクが続々登場!オーガニック飲料との違いは?
Thursday, 30 March 2023
サステナブルなドリンクってどんなもの?
サステナブルなドリンクとは、製造から配送、消費、廃棄に至るまでの過程において、環境に配慮して作られたドリンクのことです。
また環境のみならず、人や社会に優しいというコンセプトも持っています。そのため、生産者の労働環境や消費者の健康にも配慮しているのが特徴です。
原材料にこだわるほか、パッケージにかかるコストや環境負荷を抑えるよう努めて作られているものもあります。
オーガニック飲料との違いは?
サステナブルとオーガニックは似たようなイメージがあり、混同している人が多いかもしれません。そもそもオーガニックとは化学肥料や農薬を使わない「有機栽培」を意味し、オーガニック飲料は有機栽培で作られた飲み物を指します。
化学肥料や農薬を使用しておらず自然の恵みを生かして作られているため、土や農作物にダメージを与えず、環境に優しい点ではサステナブルと共通しています。また、体に優しいという点も同じです。
しかし、オーガニック飲料はサステナブルなドリンクのように、商品の製造や運搬、廃棄に至るまで環境に配慮しているわけではありません。サステナブルなドリンクはあらゆる過程で環境に配慮している点がオーガニック飲料との違いです。
サステナブルなドリンクの種類を見てみよう
サステナブルなドリンクは近年急激に種類が増え、ジュースやコーヒー・紅茶などのソフトドリンクから、栄養ドリンク、ワインやビールなどのアルコール類まで幅広くあります。
ここではアルコール以外に絞って、特徴的なサステナブルドリンクを5つ紹介します!
有機栽培の茶葉を使用しパッケージにもこだわった「紅茶」
途上国との貿易において公正な取引を行う「フェアトレード」を導入し、原材料には有機栽培の茶葉のみを使用したハーブティーです。
手作業で良質な葉だけを摘み取り、ハーブを瞬時に冷凍するため、ガスによる殺菌や殺虫は行っていません。また保存料や人工香料も一切使用していないのが特徴です。
さらに、パッケージの外箱は鉛フリーのインクで印刷し、ティーバックにはオイルコーティングをしない無漂白のオーガニックコットンを使用しています。
外箱からティーバックまで、まるごと土に還る素材で作られており、環境負荷軽減にとことんこだわっているところも魅力です。
容器がアップサイクルできる!オーガニックレモンで作る「微炭酸飲料」
レモンを炭酸で割って作るいわゆる「レモネード」ではなく、オーガニックレモンで作った微炭酸飲料です。甘さ控えめでそのまま飲んでもお酒で割って飲んでもおいしいのがポイント。
おしゃれなデザインを施した瓶の容器は、飲み終わった後にアップサイクルをする前提でつくられているため、容器に合わせたポンプキャップやディスペンサーが用意されています。(別売り)
瓶を洗浄して乾燥させ、ドレッシングやソースなどの食品のほか、化粧水などを入れて再利用できます。ごみの削減や資源の循環につながるサステナブルドリンクです。
ライスミルクを使用した「カフェラテ」
牛乳など動物性由来のミルクを使用せず、お米を原料とした「ライスミルク」で作られたカフェラテです。粉末状でお湯に溶かして飲むタイプもあるので、手軽に飲めてコーヒーブレイクにも最適。
ライスミルクなので、牛乳アレルギーの人や牛乳でお腹を壊しやすい乳糖不耐症の人でも安心して飲めます。植物由来で環境に優しく、お腹にもやさしいカフェラテです。
100%リサイクル可能なボトルに入った植物由来の「栄養ドリンク」
オーツ麦やエンドウ豆由来のプロテイン、玄米粉、ココナッツオイル(MTC)などを含む、体に必要なビタミン&ミネラルが26種類入った栄養ドリンクです。
植物性たんぱく質が20g摂取できるほか、食物繊維も豊富に含まれているため、忙しい人でもこれ1本で1食分に相当する栄養が摂れます。
動物性食品は不使用で、ヴィーガンを実践する人でも飲めるのがポイント。100%リサイクル可能なボトルを使用しており、原料から容器に至るまで環境に配慮して作られている栄養ドリンクです。
環境にも体にもやさしいサステナブルなドリンクでリラックスタイムを
サステナブルなドリンクは体に優しいだけでなく、製造から廃棄に至るまで環境に優しい点がオーガニック飲料との違いです。
いつも飲んでいるドリンクをサステナブルなものに変えるだけで、環境負荷の軽減に貢献できます。
ぜひ、これから仕事や勉強、家事の合間に一息つくシーンには、健康的かつ環境に優しいサステナブルなドリンクを飲んで、リラックスしてみてはいかがでしょうか。
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