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自然を愛するjack Johnsonの持続可能な取り組みとは?

Friday, 23 August 2024

ハワイのオアフ島で生まれ育ったシンガーソングライターjack Johnson(ジャックジョンソン)。もともとプロサーファーであり自然をこよなく愛する彼は、環境活動の先駆者として周りのアーティストにも大きな影響を与えています。

自身のライブツアーで環境に配慮した取り組みを行うほか、在住するハワイでは環境教育を支援するなど、幅広い活動が特徴です。今回はjack Johnsonの持続可能な取り組みを紹介します。

「音楽家・サーファー・環境活動家」など多くの顔を持つjack Johnson

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jackJohnsonは1975年5月にハワイ・オアフ島のノースショアに生まれ、幼い頃からサーフィンに慣れ親しんで育ちました。アーティストになる前はプロサーファーとして活躍していた彼は、妻と共に環境活動家としての肩書も持っています。

大自然の中で育ったjackJohnsonは、アコースティック・ギターをベースとした自然に寄り添うような心地良いサウンドで「サーフ・ミュージック」という新しい音楽ジャンルを確立しました。

肩の力を抜いてリラックスできる、オーガニックな雰囲気のサウンドは、自然やサーフィンを愛する彼のライフスタイルを象徴しています。

(参照:ジャック・ジョンソンが教える「ハワイ・オアフ島のお気に入りスポット5選」)
(参照:BIOGRAPHY – Jack Johnson | ジャック・ジョンソン – UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

jack Johnsonの音楽活動×環境保全活動

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jackJohnsonはSDGsが国連で制定される以前から、環境教育を支援する非営利団体を立ち上げたり、環境に配慮したライブツアーを実践したりと、いち早く環境保全活動に取り組んでいます。ここからはjackJohnsonの「音楽活動×環境保全活動」の一部を見ていきましょう。

コクア・ハワイ・ファウンデーションを設立

 

2003年、jackJohnsonは妻と共にオアフ島の学校やコミュニティで環境教育を支援する非営利団体、「コクア・ハワイ・ファウンデーション」を設立しました。

当時、ハワイには環境教育を行う団体がほぼなかったため、ポジティブな視点で環境問題へのアクションを起こそうと決意したといいます。

プラスチック製品の使用を削減するためのプログラムやプラスチックごみを回収するビーチクリーンを行うなど、多岐に渡る活動が特徴です。イベントには1,500人ものボランティアが集まり、環境問題への関心や行動が広がっているといえます。

(参照:ジャック・ジョンソン夫妻による環境教育支援活動 子どもたちに「生きる喜び」を)

コクア・ラーニング・ファームの活動

 

「コクア・ハワイ・ファウンデーション」の中で、農業施設を立ち上げ「コクア・ラーニング・ファーム」の活動も行っています。

コクア・ラーニング・ファームは、学校の菜園で子どもたちとオーガニック野菜を栽培し、給食の残飯をコンポスト(堆肥化)する方法を学ぶというものです。ハワイでは90%の食糧を島以外から取り寄せており、問題視されています。

子どもたちが土に触れ、自ら野菜や果物を育てて食べるという経験をしてほしいというjack夫妻の思いが込もった活動です。

また、地元で育てた食材を買ったり、環境負荷軽減のために生ごみを肥料として循環利用したりすることの重要性も教えています。

レコードレーベルの本社は環境に優しい建物に

 

JackJohnsonが所属するレコードレーベルの本社は、環境への影響を抑えた革新的な
機能を備えた建物です。

例えば、オフィスやスタジオに供給する電力はソーラーパネルを活用したり、ブルージーンズの端材を100%リサイクルした綿から作られた壁の断熱材を取り入れたりしています。

また、ビルの屋上に植物を植えて屋上緑化にすることで、気温の上昇が緩和し、省エネ効果や大気汚染の減少につながっているのもポイントです。

(参照:2018 Greening Tour – Greening – Jack Johnson Music)

2014年にはライブツアーで一早くプラスチックストローを廃止

jackJohnsonはプラスチック廃止が求められる以前の2008年から、環境に配慮したライブツアーを実施しており、2014年にはライブ会場でのプラスチックストローの提供や使用を廃止しました。

また2017年、2018年にはペットボトルの使用や提供を廃止しています。本人やスタッフはバックステージに設置した給水ステーションで水を補給し、ファンは会場に設置された給水ステーションで水を補給できる仕組みを作りました。

プラスチック不使用の再利用可能なボトルも、ライブ会場で購入可能です。現在のライブツアーでもプラスチックフリーの取り組みは継続して行われています。

(参照:アーティストたちのための選択肢。音楽ツアーはどうすればサステナブルになる?)
(参照:2018 Greening Tour – Greening – Jack Johnson Music)

2022年には持続可能なクリーンツアーを実施

 

2022年には、さらに持続可能な取り組みを広げたクリーンツアーを実現しています。プラスチックフリーの実施はもちろんのこと、以下のような取り組みを行いました。

・廃棄物ゼロのツアーを目指して会場運営者と協力し、リサイクルや堆肥化の取り組みを促進してファンに参加を呼びかける。
・ツアーのトラックやバス、発電機の燃料に生物由来のバイオエネルギーを使用
・持続可能な交通手段の取り組みとして、自転車駐輪場の設置と自転車係員を派遣する
・環境に優しい再利用可能なライブグッズの販売
・チケット1枚につき1ドルを気候変動対策のプロジェクトに寄付

音楽家で環境活動も大切にするjack Johnsonと共に地球を守ろう

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jackJohnsonは環境に配慮したライブツアーで得た収益を慈悲団体へ寄付するなど、常に持続可能性を意識して音楽活動を行っています。

また、環境教育団体を立ち上げて支援をするなど自身のライフスタイルを通じて自然を大切にすることの重要性を教えてくれています。jackJohnsonと共に地球を守るためにできることを始めていきましょう。
あわせて読みたい: サステナブルな取り組みの背景にある環境問題|重要課題をチェック

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