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サステナブルな暮らしを目指すには何から始めるべき?
Monday, 04 December 2023
今回は、サステナブルな暮らしを目指す上で、簡単に始められる暮らしのアイデアをご紹介します!
サステナブルな暮らしとは?
そもそも「サステナブル」とは「持続可能」を意味する言葉です。近年よく聞くサステナブルという言葉は、環境や人、社会に配慮する取り組みや行動を指す意味で使われています。
つまり「サステナブルな暮らし」とは、自然環境や資源を大切にしながら、豊かな暮らしが維持できるよう生活することです。
サステナブルな暮らしが求められる理由
サステナブルな暮らしが求められている理由には、地球環境に関する問題が大きくなっている背景があります。中でも現代の「大量生産・大量消費・大量廃棄」のシステムが、資源の枯渇問題や地球温暖化を引き起こしています。
ものを生産・消費・廃棄する過程で、温暖化の原因となる温室効果ガスが排出されているということを、私たちは生活の中で意識していかなければなりません。
温暖化で気温が上昇し気候変動によって異常気象が起こり、生態系や人々の暮らしにまで被害が及んでいるのが現状です。
現代社会のシステムを変えていかない限り、この先も豊かな暮らしを続けていくことは難しいと考えられています。私たちが住む地球の環境を守るためにも、サステナブルな暮らしが求められているのです。
簡単に始められるサステナブルな暮らしのアイデア
サステナブルな暮らしといっても難しく考える必要はありません。日常生活の中で簡単に始められることはたくさんあります。
マイボトル・マイバッグを持ち歩く
外出の際にはマイボトルやマイバッグを持って行くようにしましょう。そうすることで飲料水のペットボトルやレジ袋などのプラスチックごみを削減できます。
レジ袋は有料化されたため、マイバッグを持ち歩けば節約にもつながるでしょう。マイバッグやマイボトルはわざわざ購入せずに、家にあるものを使うことで資源の消費を抑えられます。
長く使うことを意識して物を選ぶ
生活用品や衣服を購入する際には、長く使うことを意識して買うのがおすすめです。安く売られているものは、大量生産で作られている可能性が高く、壊れやすい場合があります。
長く使うことを意識してものを選び、購入したあとも大切に扱うようにしましょう。ものを大切にして長く使うことは、ごみの削減や資源の枯渇問題の改善につながります。
不用品はリサイクルに出す
ペットボトルや空き缶、牛乳パック、食品トレー、衣服などの不用品はリサイクルに出すようにしましょう。リサイクルに出すことで資源が循環し、ものの廃棄や生産にかかる環境負荷を軽減できます。
自治体やスーパーのリサイクルコーナーなど、近所の回収場所を調べておくのもおすすめです。
節電・節水を心がける
家庭での節電・節水を心がけるのも大切です。冷暖房を使い過ぎないようにしたり、電気をこまめに消したり、コンセントの差しっぱなしを避けたりするのも効果的です。また、手洗いや歯磨き、シャワーを浴びる際には、水を出しっぱなしにしないようにしましょう。
節電はエネルギー消費を抑えるため、温室効果ガスの排出量を削減できます。また節水は水資源を守ることにつながるアクションです。
コンビニやスーパーで買い物する際には商品を手前からとる
コンビニやスーパーで食料品を買う際には、陳列されている商品を手前からとるようにしましょう。賞味期限が近い方が手前に置いてあるため、手前からとることで食品ロスを防げます。
奥から取る人が多いほど、賞味期限切れの商品が発生してしまい、廃棄せざるを得なくなってしまうのです。賞味期限は「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」であるため、賞味期限が近くても品質に問題はありません。
週に一度は肉を食べない日をつくる
週に一度肉を食べない日を作る取り組みのことを「ミートフリーマンデー」と呼び、海外をはじめ日本でも推進されています。肉は生産する過程で野菜や果物に比べて温室効果ガスの排出量が多く、土地や穀物、水などの消費も多いため、環境負荷が大きいとされているのです。
週に一度肉を食べない日をつくり、野菜や穀物、果物を中心とした食事にするだけでも、温室効果ガスの排出量削減に貢献できます。
肉をまったく食べないのは難しいですが、ミートフリーマンデーは比較的取り入れやすいアクションです。
毎日でも肉が食べたいという人は、大豆やえんどう豆などの植物由来の食品を原料とした代替肉を取り入れるのもおすすめです。
サステナブルな暮らしを目指して、まずはできることから始めてみよう!
地球が抱えているさまざまな問題を解決するには、大量生産・大量消費の仕組みを見直し、一人ひとりが行動を変えていく必要があります。持続可能な地球環境を守るために、サステナブルな暮らしが求められているのです。
今回紹介した簡単に取り入れられる暮らしのアイデアを参考に、今からできることを始めてみてください。習慣化してきたら、家庭で使用しているエネルギーを見直してみるのも良いでしょう。
これから先も豊かな暮らしが続けられるよう、サステナブルな暮らしを目指していきましょう。
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