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色の効果で理想の部屋作りはできる!目的別の色選びも解説
Friday, 29 November 2024
色は人の心理や行動に影響を与えるため、もしかすると部屋に取り入れている色が原因かもしれません。色には効果があり、上手に活用することで快適に過ごせる理想の部屋は作れます。
そこで今回は、Psychological effects of color(色による心理的な効果)をテーマに、色の効果を活用した部屋作りのポイントや、目的別の部屋の色選びについて解説します!
色は主に4つのグループに分けられる
部屋の色を考える前に、まずは基本的な色の種類と効果を知っておくことが大切です。色は主に「暖色系・寒色系・中性色系・無彩色系」の4つのグループに分かれます。それぞれの特徴と効果を見ていきましょう。
<暖色系>
暖色系とは「赤・黄色・オレンジ・茶色」など、太陽や火を連想させる温かみのある色合いを指します。赤やオレンジ、黄色は活動的でエネルギッシュな印象を与え、心を高ぶらせる効果があるといわれています。
特に赤は情熱や興奮を与え、オレンジは元気や楽しさ、黄色は幸福感や親しみやすさが特徴です。
また、茶色は自然や大地をイメージする色でもあり、どっしりとした安心感や落ち着いた雰囲気を演出します。
<寒色系>
寒色系は「青・水色・青紫」など、冷たさや凉しさを感じられる色合いを指します。青は鎮静作用があるとされ、落ち着きや集中力を高めたいときに効果的です。また、信頼感や清潔感などを与える効果も期待できます。
水色はクールで爽やかな印象があるため、夏や暖かい場所で用いられることが多い傾向です。青紫は神秘的な雰囲気があり、創造性を刺激する色ともいわれています。
<中性色系>
中性色系は「黄緑・緑・紫・赤紫・ピンク」など、暖色系でも寒色系でもない色を指します。体感温度に影響を与えず、それぞれの色に特有の特徴があります。
例えば黄緑や緑が持つのは、癒やしやリラックス効果です。紫や赤紫には上品さや優雅さ、ピンクには可愛らしさや甘さ、優しい気持ちにさせる効果があります。中性色系は、色のバランスを調和する役割も担っているといわれています。
<無彩色系>
無彩色系は、「黒・白・グレー」といった色味を持たない色を指します。黒は重厚感や権威、威厳といった印象を与え、高級感を醸し出す色でもあります。また、黒は周りの色を引き立てる点も特徴です。
一方、白は明るく清潔感があり、奥行きや広さを感じさせる効果があります。グレーは落ち着いた印象を与え、大人の雰囲気を演出するのに効果的です。
(参考:https://www.tekunohomenagano.com/technostructure/psychological-effects-of-color)
どんな部屋にしたい?目的別の色選びをチェック!
色の効果を最大限に活用して部屋作りをするには、目的に合わせて色を取り入れていく必要があります。ここからは目指したい部屋に合わせた、目的別の色選びを見ていきましょう。
<落ち着いた雰囲気のリラックスできる部屋にしたい>
リラックスできる部屋を目指すなら、緑や茶色、ベージュといったアースカラーを取り入れるのがおすすめです。
カーペットやカーテン、ソファーなどをグリーン系やベージュ系でまとめて木製のテーブルや椅子を置くことで、自然の中にいるような落ち着いた雰囲気の部屋に仕上がります。観葉植物で緑を増やすのも良いでしょう。
<ラグジュアリーでホテルライクな部屋にしたい>
ラグジュアリーでホテルのような部屋にするなら紫やシルバー、黒などを取り入れるのがおすすめです。紫はぜいたく、地位、尊厳を連想させる色であり、魅惑的な雰囲気も演出できます。
黒は高級感、シルバーはその光沢感から煌びやかさや上品さを感じられる効果があります。エレガントな紫色のソファーに、高級感のある黒のテーブル、光沢感のあるシルバーのカーテンを取り入れれば、洗練されたホテルライクな部屋の完成です。
(参考:https://aflat.asia/coordinate/guide/purple/luxury/index.html)
<明るく前向きな気持ちになれる部屋にしたい>
「ここにいると元気が出てくる!」そんな部屋を目指すなら、黄色やオレンジ色など暖色系の明るい色を取り入れるのがおすすめです。
黄色は光や月や花、オレンジ色は太陽を連想させるため、見ているだけでポジティブなエネルギーが湧いてきます。部屋にオレンジ色のラグを敷いたり、黄色の時計を飾るのも良いでしょう。
黄色は目を疲れさせてしまう可能性があるため、小物や置物などで取り入れるのがおすすめです。
色の効果を生かした部屋作りのポイント
色の効果を生かした部屋作りには、以下のポイントがあります。
・どんな色にしたいかではなく、どんな過ごし方をしたいか
・色のトーンを合わせて統一感をもたせる
・モノトーンや真っ白な部屋は避ける
色の効果を生かすなら先に「部屋でどんな過ごし方をしたいか」を決め、その目的に見合った色を選ぶのがポイントです。「リラックスしたい」「集中したい」など、理想の過ごし方を明確にしてみましょう。
またパステル調やビビット調など、色のトーンを合わせて統一感を出すのもポイントです。ちぐはぐ感が無くなり、落ち着いた印象が生まれます。
さらに、モノトーンや真っ白な部屋は緊張感を高めてしまうため、できるだけ避けましょう。
色を効果的に取り入れて快適で過ごしやすい部屋を作ろう!
色は「暖色系・寒色系・中性色系・無彩色系」の4つのグループに分かれており、それぞれ人の心理に与える効果が異なります。どんな部屋にしたいか、目的を明確にして色を取り入れるのがポイントです。
今回ご紹介した目的別の色選びやポイントを参考に、快適で過ごしやすい理想の部屋を作ってみてはいかがでしょうか。