BLOG -Circular Economy and Environment
環境ワークショップってどんなことをするの?魅力や事例を解説
Monday, 30 October 2023
今回は、環境ワークショップの魅力や実際に行われている環境ワークショップの事例を解説します!
環境ワークショップとは?
環境ワークショップとは、参加者の主体性を大事にしながら、自然や環境に関する体験や学びの場を提供することです。
これまで「ワークショップ」という言葉は「演劇のワークショップ」「ハンドメイドのワークショップ」など、芸術分野でよく使われていました。しかし最近では、環境や自然に特化したワークショップとして新たに「環境ワークショップ」という言葉が浸透しつつあります。
環境ワークショップは企業や自治体、環境保護団体などが開催しているケースが多く、子どもから大人まで幅広い世代が参加できるものが多くあります。
環境ワークショップの魅力
環境ワークショップにはさまざまな魅力があります。
体験を通して自然や環境についての関心が深まる
環境ワークショップは、自然や環境に関する体験をしながら興味や関心を深めていけるのが魅力のひとつです。これまで意識してこなかった問題に対して目を向けられるようになるなど、体験から学べるものは大きいといえます。
また「環境問題に対して何か行動したいけれど、何をすれば良いのかわからない」という人も、環境ワークショップに参加することで視野が広がり、具体的なアクションを学べるのが良いところです。
つくる・遊ぶ・実験などさまざまな内容がある
環境ワークショップとひと口にいっても、実にさまざまな体験があります。廃材を利用してものづくりをする、畑で野菜を収穫する、森で自然と触れ合う、実験から学ぶなど内容は多彩です。
おもしろそうな体験が多いため「行ってみたい!参加してみたい!」と思えるものに出合いやすいのも魅力です。
親子で参加できる
環境ワークショップには、子どもだけで参加するものもあれば、親子で参加できるものもあります。
普段忙しくてなかなか遊んであげられないという親御さんにとっても、子どもと一緒に参加することで時間を共有できるでしょう。また「都心に住んでいるので子どもにもっと自然体験をさせたい」「子どもが楽しめる自然体験をしたいけど何をすれば良いのかわからない」という親御さんにもおすすめです。
オンラインで開催されるものもある
足を運んでの体験だけでなく、オンラインのワークショップもあるのが魅力です。自宅にいながら参加できるため、気軽に取り組めるのが良い点です。
子ども向けの場合は一方的に話を聞くのではなく、クイズ形式のトークや家にある廃材で工作をするなど、オンラインでも飽きずに楽しめるように工夫されています。さまざまな事情で外に行くのが難しい人も、オンラインで参加できるのは嬉しいメリットです。
環境ワークショップにはどんなものがある?
ここからは実際に行われてきた環境ワークショップの事例の一部をご紹介します!
廃材で楽器を作って音楽祭をするワークショップ
地元の美しい自然環境を未来に残すことをテーマに、廃材を使って三線(さんしん)を作り、音楽祭を開催した環境ワークショップがあります。
三線は、沖縄に古くからある弦楽器です。親子100人を対象に行われ、資源について学んだあとに廃材を利用して三線を手作りしました。また、その日のランチは環境に優しいヴィーガンメニューが提供されました。
音楽と食を通じて楽しく環境を学べるワークショップです。
自然遊びや野外活動を体験するワークショップ
幼児を対象にした、自然遊びや野外活動を体験できる環境ワークショップです。
都内近郊の施設を中心に、年間8回の体験を行います。親から離れてスタッフやメンバーと継続して活動することによって人との関わり合いが生まれ、コミュニケーション能力が育まれていきます。虫探しやアウトドアクッキングなど、自然の中での遊びに毎回チャレンジできることも魅力です。
遊びを通して、創意工夫する力や感受性を高めていけるワークショップです。
エコキャップアートを作るワークショップ
「工作を通して環境を学ぶ」をテーマに、エコキャップアートを作る環境ワークショップです。
廃棄ペットボトルのキャップをよく洗って乾かし、色分けして、絵の土台になるパネルにはめていきます。黄・緑・赤・青などカラフルなキャップを一つ一つ土台にはめていくと、きれいなアートが完成。資源の循環利用で、新たな作品を生み出す体験ができます。
エコキャップアートを通して、資源を無駄なく使うことやプラスチックごみの廃棄量を減らす重要性が学べるワークショップです。
体験を通して楽しく学べる!環境ワークショップに参加してみよう
環境ワークショップは体験や遊びを通して楽しく環境問題を学べることが魅力です。参加を希望する際には、インターネットで「環境ワークショップ」と検索するとたくさんの情報が出てきます。
ぜひ親子で環境ワークショップに参加してみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい: 釣りが環境汚染の一因に?海の現状や気をつけるべきことを解説