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色彩心理における「白」が与えるイメージや効果とは?

Monday, 09 December 2024

色彩心理とは、色が私たちの心理や感情、行動に及ぼす影響のことです。色の中で最も明るい「白」は、清潔で無垢なイメージを与えるほか、落ち着きや安心感を与えるといった心理的効果があります。一方で、マイナスに作用することもあるため使う際には注意が必要です。

そこで今回は、Psychological effects of color(色が及ぼす効果)をテーマに、色彩心理における白が与えるイメージや効果、活用法、使う際の注意点を解説します。

色彩心理における白のイメージ

白は黒と灰色と同様に「無彩色」に分類され、色の中で最も明るい色です。他の色が混ざっておらず、光をすべて反射するため、無垢で神聖なイメージが強いかもしれません。

 

しかし、ネガティブなイメージも存在します。まずは色彩心理における白のイメージをポジティブとネガティブに分けて見ていきましょう。

 

<白が与えるポジティブなイメージ>

白には「純粋・清潔・清楚・透明感・平和・真実・新しさ・信頼・祝福・神聖」といったポジティブなイメージがあります。

 

また色味が無いことから「無」とも捉えられ、まっさらな状態からの始まりや出発、新しい可能性などをイメージづけることもあります。降伏や善などを連想させるのも、白が持つ特徴です。

 

<白が与えるネガティブなイメージ>

一方、白が与えるネガティブなイメージには「空虚・緊張感・薄情・冷淡・味気なさ・無意味」などが挙げられます。何も無い状態を連想させることから、空虚さや味気なさ、「汚してはならない」といった緊張感を与えてしまうことがあります。

 

また、白は無感情なイメージがあるため、冷淡さを感じやすいのも特性のひとつです。

 

(参考:https://iro-color.com/episode/about-color/white.html)

白の心理的効果 

無垢で明るい印象のある白は、落ち着きや安心感、開放感を感じさせるなどさまざまな心理的効果があります。ここでは白の心理的効果を見ていきましょう。

 

<落ち着きや安心感を与える効果>

白には、落ち着きや安心感を与える効果があるといわれています。白には汚れやくもりがなく、純粋で清潔なイメージがあるからです。そのため病院やホテルなど、清潔感を重んじる空間では、白がよく使用されています。

 

また、白が光を反射して空間を明るくするため、心理的に安全で快適さが得られるというのも理由のひとつです。白が使われた空間は、安全で衛生的な印象を与えるため、人々への安心感につながっています。

 

(参考:https://ideal-shop.jp/news/shopdesign/18401/)

 

<開放感や広がりを感じる効果>

白は自然光や照明の光を反射するため、空間全体を明るくし、視覚的に広がりを感じさせる効果があります。他の色を使った空間に比べて圧迫感が抑えられ、閉塞感が軽減されるのも特徴です。

 

また、白は視覚的に境界線を強調しにくいため、壁や天井に白を使うことで空間の端がぼやけているように見えて広く感じられます。部屋や外観で白を活用すると、開放感が得られて効果的です。

 

<軽やかな印象を与える効果>

白は色の中でも非常に軽い印象を与えます。なぜなら白は明度が高く、圧迫感が無いため、視覚的に重量を持たないように感じさせるからです。

 

また、白は雲や霧、雪などの軽くて浮遊感のある自然の要素を連想させます。これによって、白を見ると軽やかでやわらかな印象を感じられるのです。

色の効果を利用した白の活用法と注意点 

白の心理的効果は、ファッションやインテリア、デザインなどさまざまな分野で活用できます。ここでは、白の活用法と注意点を見ていきましょう。

 

<ファッションでの活用>

純粋、信頼、清潔感などをイメージさせる白は、着るだけで上品で清楚な印象を与えます。

ブライダルでは無垢や誠実さ、新しい始まりを象徴する色として白いウェディングが定番です。

 

また、医師や看護師は白い服を身に着けることで、衛生状態や清潔さを示すだけでなく、専門性を感じさせる効果もあります。

 

白を普段着で取り入れる場合は、3色以上のコーディネートに白を足すと、あか抜けた印象になるのでおすすめです。さらにトップスを白にするとレフ版効果で肌が明るく見えます。ただし膨張色であることと、汚れやすい点には注意が必要です。

 

(参考:https://premiumstage.com/blog/colorappear/

https://books.j-cast.com/topics/2023/05/05021013.html)

 

<インテリアでの活用>

白は光を反射させて空間を広く見せる効果があるため、リビングの壁や天井に多く使われています。また、浴室や洗面所、トイレなどに白を取り入れると閉塞感を軽減しつつ、清潔感を与えてくれるので効果的です。

 

ただし広い空間に真っ白な色を取り入れると空虚さを強めてしまうため、取り入れる範囲や色味には注意しましょう。

白を効果的に使ってイメージアップをはかろう!

色彩心理における白が与えるイメージには、「純粋・清潔・信頼・平和」などのポジティブなものと「空虚・孤独感・緊張感・冷淡さ」などのネガティブなものがあります。

 

しかし、白には落ち着きや安心感を与えるといった心理効果があるため、ファッションやインテリアなどで上手に取り入れていくのがおすすめです。

 

白を効果的に使ってイメージアップをはかってみてはいかがでしょうか。

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