持続可能な社会とは?『大量生産・大量消費』の問題について解説

持続可能な社会を目指して、今世界のあらゆる国や地域、企業や団体がさまざまな取り組みを始めています。『持続可能=サステナブル』とも呼ばれていますが、あなたは持続可能な社会またはサステナブルな社会と聞いてどのようなものをイメージしますか?そして、なぜ持続可能な社会を目指す必要があるのでしょうか。その理由には世界が抱えるさまざまな問題が関わっています。

今回は持続可能な社会を目指す理由に加えて、世界の問題のひとつ『大量生産・大量消費』について解説します。

目次

持続可能な社会とは

持続可能な社会とは、「資源を使い過ぎることなく地球環境を大切にしながら、現代のニーズを満たす開発をしていく社会」を指しています。つまり、わかりやすく言うと「地球環境を守りながら経済を発展させていく」ということです。なぜこのような目標を掲げているのでしょう。それは、今までの社会のあり方を改善しなければ、社会を維持していくことは不可能だからです。

産業革命以降、技術の革新や経済発展により、人々の暮らしは豊かで便利なものとなりました。しかしその一方で、人間の活動が原因温室効果ガスの排出量が急激に増加し、気候変動を引き起こし環境破壊が進んでいる現状があります。また、生物の絶滅や貧困問題、資源の奪い合いによる紛争なども発生しています。このような危機的状況を打開するために、世界で持続可能な社会に向けての取り組みが進められているのです。

世界が抱える問題『大量生産・大量消費』

世界はさまざまな問題を抱えていますが、ここではそのひとつである、『大量生産・大量消費』について見ていきましょう。

大量生産、大量消費は豊かさの象徴でもあり、人々の生活を便利で快適にしました。しかし、過度な消費は自然環境に多大な負荷を与え、人間の健康まで脅かすほど深刻化しています。例えば、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品を作るためには、年間3000万トンの木材が必要となり、大量に森林伐採を行わなければなりません。世界では毎年日本の国土面積の半分に相当する森林が破壊されています。しかもその半分は砂漠化し草も生えない荒地になっているのです。そのほか、化粧品や洗剤に使用されたり、工場から排出されたりする化学物質による汚染と健康被害、大量生産のために発展途上国で過酷な労働が行われていること、大量消費の結果としてのごみの増加やまだ食べられる食品の廃棄など、関連する問題は枚挙にいとまがありません。人々の生活を便利で快適にするために、他の人々の健康や生活、そして自然を傷つける状況が続いているのです。

持続可能な社会に向けて誕生したのがSDGs

社会経済システムと自然環境のバランスが崩れてしまった今、私たちはこれまでの大量生産、大量消費のシステムを終わらせ、持続可能な循環型社会へと変えていかなければなりません。そんな問題意識から生まれたのが、課題解決のための目標『SDGs』です。

SDGsの目標12には『つくる責任つかう責任』という項目があります。すべての国や人が作ること、使うことに責任を持ち、資源を無駄にしない社会を目指すことを意味しています。

大量生産、大量消費から『最適生産、最適消費』に切り替え、消費者の私たちも、商品が安全安心なものであるか、安さを求め過ぎていないか、意識して買い物することが大切です。何気なく手にとった商品が、実は発展途上国で劣悪な環境の中つくられたものかもしれません。また、自然環境を犠牲にしてつくられている場合もあるでしょう。

値段や物自体の品質だけで商品を選ぶのではなく、社会、人、環境を思いやる『エシカル消費』を心掛けていくことで、持続可能な社会へと導くことができるのです。

資源を大切にする『4R』で地球環境にやさしい社会を

地球環境を守りながら経済を発展させていくためには、国や企業が新しいシステムを取り入れ、再生可能エネルギーなどの環境にやさしい対策を取るのはもちろんのこと、私たちひとりひとりが資源を無駄にしないようにすることも大切です。

資源を大事に使うために今からできるアクションは『4R』です。3Rは行政機関が推進しているので聞いたことがあると思いますが、4Rはそれにリフューズを加えて、リデュース(ごみを減らす)、リユース(捨てずにくり返し使う)、リサイクル(再利用して新たな製品を作る)、リフューズ(不要なものを拒否してごみを減らす) の頭文字をとったもの。

例えば、詰め替え製品を買ってごみを減らすことがリデュースになり、物を修理して使ったり誰かにゆずったりすることがリユースになります。生産者の立場でなくとも、あなたの行動ひとつが地球環境にやさしい持続可能な社会を作ることへとつながります。

世界が抱える問題を共に乗り越え、誰もが笑顔でいられる社会を築いていきましょう。

参考

https://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/PRG/pdfs/intro.pdf
https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/kangaeru/kankyou/03.html
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/public_awareness/ethical/about/
https://www.j-ems.jp/public-ict/column/column-1402/

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